laughwind

セピア色のような。。

彼の兄弟から、お義母さんが他界後の家の整理の品が郵送されてきた。
私達と彼の兄弟家族は、飛行機が必要な距離に住んでいる。
国は同じといえ、違いがある文化背景と感じる。

お義母さんが亡くなられて2か月程すると1年がたつと思う。

彼はお母さん、お父さん、共に両親が亡くなった時は、
涙もみせず、日々いつもの様に変わりなく振舞った。

朝の台所の支度をしていた手をとめて、
彼が郵送された箱を開ける姿を同じソファーに座って見守った。

彼の子供、学生時代の成績やら卒業のものやら、
彼のお父さん、又そのご親戚の古いもの。
聖書も。家族のルーツ。。その品々。
 日本で言う母子手帳に値する紙もあった。

お義母さんが持ち合わせていたもの、保管していたものを
今度は彼の兄弟が片付けをし整理をし、そして彼の為に
彼への物をより分けて送ってくれている。

彼はそれを一つひとつ丁寧に手にとり昔をほどいていく。

その姿を見ながら。
あーこうして、一つひとつ生の終わりの為に今があり、片付けられていくんだなぁ。。

彼の横顔をみながら、シミジミそんな事を思った。

自分の物の多くは、自分が日本からアメリカへ行く前に、
押し入れから取り出し、軽バンのトラックに乗せゴミ焼却場施設へ
自分一人作業で持ち運んだ。

その後も。父から、気分的には脅迫の様に
お前の残ってる物は捨てるからな と電話できいた。
毎回、とても嫌な感じがする瞬間だった。

自分の物は片づけもしないくせに、人の物ばかり手をだしたがる!
そう。感じてた。

しかし。
死んでしまえば、近しい人、大事な人、家族、自分が死んでさえ、
他の人から処分、整理され、
子孫はいたにしても、150年もすると跡形もなくなってしまう。。

そう。。思うと。。
切なさやはかなさ。。諸行無常を、手にとり掴むことが出来ない色が
あることを感じる。セピア色。。というのだろうか。そういうものを。

そんな色目の中でも。穏やかな陽だまりの様な笑顔を感じられるものを残せると
自分としては嬉しい。そんな思い出。

不思議に感じること。。
彼は、おとこ!男!としていて繊細な面をもつが、荒い行動をもつところがある。
彼の兄弟も同じに感じる。愛情の表現は違っても。そう感じる事はある。

わたしの家族は。私は丁寧に育ててもらったと思う。
親に感謝もしている。
だが。中はもっとトゲトゲしたドロ~としたものも混じり合ってる 
小さな四角い箱の中に。。
 そんな印象をもっている。

どちらも自分の大切な家族。
だが。方や荒く見えるが愛の表現を感じ、
方や丁寧に観えるが、トゲトゲしたドロ~としたものを感じる。
 ここでの表現は違うが、
大局からみて真逆の表裏があるようにも感じたりする。

そこに身をおいてる自分。立ってる自分。

そして。今。
わたしは、見えて、自分とは違うというジャンルも敬意をもって受け入れて
関係性をどうつくるのか?つくってきたのか?
 というとこから
もっと怖い、
自分自身の表裏、思想と行動・振る舞いの違い をつくってきた
自分自身と向き合う。。
 向き合う時期にきてるが 。。怖い。。が。。そう。。言ってられない。。
あきらめ。とは違う、薄い油紙一枚の違いの処・岐波にいる。。

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