朝、ワンちゃんの耳にお薬をつける。
私の役目はいつも懐中電灯で耳穴を明るくする。
彼はしゃがんでお薬をつける。
しゃがんでお薬をつける彼の呼吸の音。
この動作でもこれだけの呼吸をしてるんだ!
彼は今から仕事へ行く。
ゆっくりと過ごすわけではない。
私はサンドイッチと卵焼き、ブルーベリーを
お弁当に用意しながら
週末の互いの関係を思い出した。
60を過ぎ。
怒ったり妬んだり、相手を責めたり被害者意識になったり。
言い争ったり、勝ち負けを心で感じその気持ちにひたったり。
そんな事をするには、人生は短い。
行ってらっしゃい!
ハグをする。體のあたたかさを肌で感じる。
ドアを出て行く時、お互いの目の中にお互いへの愛おしさを観ただろうか。。そんな瞬間の連続を覚えている。
私は一日どのくらい笑顔を相手に魅せているだろうか?
終活が始まっている。
そう思う。

足を大地にシッカリとつけ、考え事があれば一端呼吸に意識を向けよう。
そう書いてるうちに彼が帰ってきた。
シャツをもう一枚着る為に。
彼の方はシッカリ地に足がついている。仕事の日。
もう一つだけ。
今日は書きながら自分の為というより、誰かが見てる という頭がどこかにあり
これを書いている自分がいた。どこか状況を説明しているこの文体。
おもしろくない。
説明する事で、自分のシュールさの感覚が抜け落ちていくことをしっている。
ふるえが来た。どこか小さな魔法。。
地に足をつける!と言うのは簡単だが、
今もってる感覚を観る。これが魔法への道。
心の動きを行動から、態度から。
照らして観る観察者。
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